私が歌川です

@utgwkk が書いている

ミッドナイト念仏

4/18の深夜から早朝にかけてミッドナイト念仏というイベントが行われることを,じつは前々から知っていたが今日ようやく行った. サークルのひとびとは深夜に行っていたようだが,わたしは最近ずっと21時を過ぎるとめちゃくちゃ眠たくなる*1ので,5時に起きて6時ぐらいに知恩院に行った.

三門の上に入ってみると,中でたくさんのにんげんが木魚をポクポクと叩いているといった光景が目に飛び込んできた.私も空いているところに座って木魚を叩くことにした.

しばらく叩いていると大きな木魚の音と南無阿弥陀仏が聞こえてきて,それと同時にひとびとが木魚を叩く手を止めた.終わりの合図だろうか.

今日は法然上人の807回忌に来てくれてありがとう,といったことなどをお坊さんに言われたのち,しびれた足をほぐしつつ急勾配の階段を下りた.

閉じた空間で多くのにんげんが木魚を叩きつづける行為はライブのグルーヴ感と似たものがあった. テンポは人それぞれだけれどもだんだんと収束していって,また乱れたり乱れなかったりする. お経を唱えるときの作法というのがあるようで,ある種の演奏活動と似たようなものだろうという解釈をしている. 最後の挨拶もあいまって,そういう視聴者参加型の公演のようなものに来たのだろうか,という気になった.

階段を下りて早々にツイートをいいねする活動を再開した. 煩悩を取り去ったのち直ちに新しい煩悩を取り入れていく.

*1:そしてこのタイミングで就寝すると眠りが深くなる.